|
● 木津川アート2014「百年の邂逅」
会場:京都府木津川市 近鉄高の原駅・山田川駅 JR西木津駅周辺にて開催
木津川アートプロジェクト事務局 Tel 0774-73-8191
会期:2011年11月2日(日)〜11月15日(土) 10:00〜17:00
|
今回の木津川アートは、大阪芸大の院生2年の横居佳奈さんとのユニット「Melting Pot」として出品しています。 古くからのまちと新しいまちが展示エリアになっています。2匹のアリを新しいまち、古くからのまち、新しい住人、古くからの住人になぞらえて制作しました。私たちの作品は土師山公園に展示しております。 出品作家パンフレットから 作品コンセプト「出会いによって何かが生まれる。 場所と出会い あたらしい何かが始まる。 森の樹々の下 種類のちがった蟻が偶然出会う。 そこから何かが始まり何かが生まれる。」 ユニット名の「Melting Pot」とは金属を溶解する坩堝(るつほ)を意味する。2014年木津川アートの為に結成した二人のユニット。ともに金属を素材とした立体造形を制作している。ゼネレーションがちがう二つの個性が木津川アートという坩堝の中て溶解され融合し、新しい何かを創造しようとする。 |
「Two Ants」 鉄 森の木漏れ日の下で二匹のアリが出会う
長谷川制作のクロオオアリ サイズは約1.8メートル
横居佳奈さん制作のアリ こちらは空想の創作アリです。サイズは約2メートル。お腹は線材を使いレース模様になっています。頭にもみじの影が映ってきれいです。
子供たちは巨大アリに興味津々、アリをみつけるとすぐさま反応を示してくれます。
乗れるアリを目指して制作しました。ちいさな子供さんがまたがればちょうどいい大きさです。
蟻ん子ライダーあおいちゃん
蟻ん子ライダーいとちゃん
● あわじガーデンルネッサンス2014
会期:2013年10月4日(土)〜11月8日(日) 10:00〜18:00
|
安藤忠雄設計の夢舞台展望テラスに「生命の記憶」を展示しております。 辻本智子が創る繊細でモダンな日本の秋の庭。日本の伝統的な庭園技法“借景”“千鳥掛け”等を用い、繊細かつ大胆なデザインで、華のある庭を作り上げます。 |
「生命の記憶 」 ブロンズ・六方石
● 二・五次元 - 絵画考 - 立体小品展
様々な分野の作家のサムホールサイズ(22.7×15.8×α)cmの小作品展 二次元と三次元、有と無、裏と表、真と偽、天と地、などその間に広がる曖昧模糊とした広がりに漂っているのが私たち人類であり、二次元にも三次元にも束縛されず遊泳できる無限空間こそが表現の領域であるとすれば・・・ (ギャラリーマロニエ企画書より) |
「Lotus 」 鉄
● 14th International Snow Sculpting Competion JAPAN Cup 2014 in NAYORO
第19回 なよろ国際雪像彫刻大会ジャパンカップ
会場:北海道名寄市南広場 主催:なよろ雪質日本一フェスティバル実行委員会
会期:2013年2月4日〜2月8日
|
ハルピンに続いてなるなよろ国際雪像彫刻大会に参加しました。この大会は1チームが3人で構成されます。メンバーはリーダーの田中等さん(石彫)小林照尚さん(石彫)と私の三人。お二人とも去年高鍋のあかりオブジェでご一緒した仲間です。 北海道の雪像は札幌の雪祭りが有名ですが、ここ名寄ではキャラクター像や建物の模造などとはちがって純粋に彫刻作品制作を前提とした大会となっています。出場チームは海外からドイツが2チーム、スペイン、韓国、国内4チームの計8チームがエントリーしました。しかし残念ながらこの大会は一応来年の15回をもって終了するとのこと。15回大会はこれまでエントリーした多くのチームを招待して開催する計画があるということです。それ以降は、また形を変えて何かしら続けて行くということです。 帰路にあたり、ちょうど東京の大雪と重なり、着陸不能のため飛行機が飛べないというアクシデントにみまわれ2日間も多く北海道で滞在しました。おかげで冬の北海道を満喫することができました。
|
左より小林氏、田中氏、長谷川。今回は私が最年少。ちなみにハルピンは最年長であった
名寄では3メートルの立方体。高さがハルピンより1メートル低いが端材を上に使い積み上げてもよいというルール。
雪質日本一という名寄の雪。世界中のスキーヤーが訪れるという。
大きくかたまりを取る時は有刺鉄線をつかって二人で息を合わせて切っていく。この作業が一からだに番きつい。氷点下の中でも大汗をかく。
雪のかたまりが落ちる瞬間
公園内では道内の学生6チームのスノーオブジェの競技会、他に市民グループ20チームによる雪像のコンクールも行われている。
会場の奥には、名寄駐屯地の自衛隊員によってアンパンマンの雪の特設ステージがつくられている。
二日目に大まかな形が見えてきた。
夕食後も制作。時間との戦い。
三日目に内部の穴が貫通した。ワカサギ釣り用の特殊ドリルを使う。
明日、最終日は半日しかない。今晩中に仕上げ前まで持って行かなければならない。
最終日、ペーパーによる最終仕上げ。午後2時まで作業その後審査がある。
名寄ではライトアップがが行われる。
作品名「邂逅」
審査発表!! 残念ながら入賞果たせず。
左から韓国チーム3位、ドイツチーム2位、ドイツチーム1位
数日で壊すには惜しいレベルの作品がそろいました。ドイツチームの雪像に慣れた制作方法や手作りの道具、仕上げの美しさは目を見張るものがありました。
さよならパーティー全員集合写真 この手作りのおもてなしと雪質のよさに引かれて毎年遠くから作家達が集まってきます。
ここ名寄でもマイナス22.5℃!
● あさご芸術の森 野外彫刻の作家たち展
多くの野外の大型彫刻を収蔵しているあさご芸術の森美術館が所蔵している模型作品の展覧会です。私の作品は 朝来2001野外彫刻in多々良木`01 において「町民賞」を受賞し模型作品が買い上げされています。 |
「生命の記憶 」 ブロンズ
● The19th Harbin International Snow Sculpture Competion
第19回 ハルビン国際雪像大会
会場:中国ハルピン市 太陽島 太陽公園 主催:ハルピン国際氷雪祭組織委員会
会期:2013年12月31日〜2014年1月3日
展示期間:2014年1月4日〜2月5日
ハルピン国際雪彫大会は、世界三大氷祭りの一つと称される 「ハルピン氷祭り」の一環として、中国黒竜江省ハルピン市で、中 国・ハルピン国際氷雪祭組織委員会と中国・ハルピン太陽島国際雪 彫大会組織委員会によって毎年開催されている。会場は、市の中心 から松花江をはさんだ北側の太陽島の太陽島公園内で行われる。1 月の平 均気温は約マイナス20 度にもなるきびしい寒さの中で制作中はスキーウェアを着用し作業が行われる。 主催者より参加依頼を受けた世界各国の彫刻家を中心とする18 歳以上のチームが、4 人1組で参加し高さ 4m、幅・奥行 3mの人工雪の塊から、水以外の他の素材を使用せず、 また電動工具を使わず、手作業のみで作品を制作し、その芸術性を競う大会である。テーマは自由で、毎回世界各国から 20~25 チーム参加している。 今回結成したチームジャパンは松村晃泰、岩村俊秀はともに石彫家。北直人、長谷川政弘は金属作家で全員が私の母校である大阪芸術大学の卒業生というメンバーで構成しました。リーダーの松村氏以外全員雪像制作は初めてのものばかりでした。基本デザインは今回でハルピン大会は3回目、他多くの国際雪像コンクールの経験がある松村氏が担当しました。制作期間は実質3日半というタイトなスケジュールでしたが今回、日本チームでは初めての3位入賞を果たしました。 実際に何事も体験してみないと気がすまないわたし。今回、訪中は初めてであった。現在の中国の日本人に対しての感情、PM2.5とは実際どれほどひどいのか興味があった。短い期間ではあったが少しは中国のリアリティーに触れる事ができた。 |
朝日新聞 2014年2月14日朝刊
最初この雪のかたまりを見た時は果たして3日半で完成できるのかと不安で一杯。
スコップ、ケレン棒のみで彫り進めて行く。夜になるとー30℃!! アルコール度数50度くらいの中国の白酒(ぱいちゅう)を手元において作業です。缶ビールはすぐにシャーベットとなり飲めません。
PM2.5の影響で視界も悪く曇ったような霧のかかったような日が多かったのですが、中国人カメラマンの撮った写真はなぜか抜けるような空の色!!
最終日の午前中最後仕上げ。この後、昼から審査がある。
作品の内部。十分に人が入れる。
「Breath」完成。中国語ではやっぱりというか普通に「呼吸」
日本チームでは初めての3位入賞!抽象形態が賞に入るのも初めてということ。
受賞パーティーの後は韓国チームの部屋で二次会。ポーランドチーム、イングランドチームも合流
まあ、中国では色々と不審な事も多かったですが、最高のチームワークで乗り越えました!
マイナス30℃を示す氷でできた温度計
|