Information 長谷川政弘の20021年の活動情報をお知らせしていきます。
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● 聖徳太子没後1400年事業 聖徳太子銅像の監修を務めました。
太子町から聖徳太子没後1400年事業について協力依頼があり、3月には太子町カルタ製作の監修をしました。続いて聖徳太子の銅像の監修も務めました。像の原型と鋳造は富山県高岡市にある株式会社梶原製作所で行いました。 11月27日に無事除幕式も行われ設置が完了しました。100年後の1500年事業は何が行われるのでしょうか? |
近鉄吉野線上ノ太子駅前に設置されました。
誰もが一目でとわかる太子像としました。
協力者の最後に私の名前が刻まれました。
● うつろいの間 ー蓮と共にー 長谷川政弘 個展
会期:2021年12月4日(土)・19日(日) 9:00〜18:00 会期中無休
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2003年から始まり、現在まで続いている「蓮シリーズ」を中心に展示します。今回の展示は「京町家と金属作品との親和性」をテーマにして金属作品と和空間を美しく調和させることを目的にしています。長谷川作品以外に壁面のしつらいとして私の所有している絵画の茨木佐知子さん、版画の田口路弦さん、染色の舘正明さんの作品を一緒に展示して空間作りに協力していただきました。 蓮をモチーフにした作品つくりは、2003年カナダで行われたグループ展の際、必要に迫られて制作したことから始まりました。この展覧会は、手荷物で作品を運べることが条件で、当時ブロンズと石を組み合わせた作品が主流だったåあ それまでに制作した作品を振り返ってみると「生命の記憶」シリーズの中にあった葉を拡大した数点の作品に目が止まったのです。それは、睡蓮や金蓮花のようなシンプルな形状の葉をモチーフとして、葉脈に焦点を当てた作品でした。葉と茎だけのシンプルな構造は、組み立て式にする事によって手荷物としてたくさん収まります。海外を意識してモチーフは蓮を選びました。 平面と線にひとつの接点を持たせることで、立体と空間を生み出すことができるミニマルな構造は、私の制作意欲を大いに掻き立て素材や大きさ、表現方法を変えながら、はや18年が経過しました。 私は、蓮の持つ日本的、宗教的、哲学的な意味合いを前に出すと言うよりも、蓮を介した「かたちと空間」や「自分の想い」を表現してきました。 今は「意識的にかたちをつくること」から「無意識にできてゆくかたち」にも興味を抱き始めています。 18年の間に様々に変容を遂げた蓮作品をご高覧ください。 2021年12月 長谷川政弘 |
ザ・ターミナル キョウト正面です。間口は約9メートルですが奥行きはなんと50メートルもあります。
まず最初の土間空間には巨大なアリが迎えます。「Ant」
上がり框の上「Lotus−蕾−」
靴を脱いで最初に現れる板の間 「Lotus」
隣の板の間 「Seed」
坪庭 「Seed」
床の間 「瞑」
縁側から庭 「Lotus garden」
二階の茶室と座敷 「瞑色の庭」
逆方向から「瞑色の庭」
吹き抜けの板の間「Lotus」
違う角度から「Lotus」
葉脈のスリットから漏れた光
二階縁側「蕾」
縁側の奥「Lotus−開花−」
● 第25回 高山 竹あかり
会期:2021年10月9日(土)・10日(日) 2日間 雨天中止 入場無料
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高山竹あかりの竹の造形物のデザインを担当して5年目になります。 奈良県生駒市高山地区は竹製品の製造の盛んな地域です。特に500年の歴史を持つと言われている茶筅は、国内の9割以上が高山地区で生産されています。 今回で25回目の開催となる高山竹あかり。私が描いたデザイン画をもとに茶筅組合、茶道具組合、編み針組合の職人の方々が制作を担当するコラボレーション作品群です。大型の竹造形がインスタレーション作品のように竹林園全体にちりばめられます。 ロウソクのあかりを主として松明やスポットライトなど様々なあかりで演出された竹の作品群をお楽しみください。 そのほかお茶会やコンサート、茶筅作りの実演など様々なイベントも行われます。詳しくは「高山竹あかりサイト」をご覧になって下さい。 |
今回は滝の形を360度に広げ噴水のような造形としました。過去最大の大きさです。
火山のようにも見えます。
茶筅やハートみたいにも見えます。
ここは和ろうそくの炎を規則性を持って並べました。
竹のしなやかさを利用した造形。角度によってはリングに見えたり波のように見えたりもします。
毎年コンサートも行われています。
階段の装飾
公園入り口の造形ここは主にライトアップです。
● Melting Pot 2021
会期:2019年7月23日(金)〜8月1日(日) 11:00〜18:00 (木曜日休廊/最終日17時まで)
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大阪芸術大学工芸学科金属工芸コースの在校生、卒業生36名による作品展です。今回で5回目になります。私の呼びかけて金属工芸コースの大学院生、学部生とで事務局を立ち上げました。卒業生には金属作家に限らず絵画、彫刻、陶芸、木工、フエルト、刺繍など様々なメディアの作家がおり様々なジャンルの作品が集まります。昨年からお客様がお求めやすい価格帯の作品(アクセサリーなどの小物)も設定致しました。今回も好評でたくさんのお客様にお求めいただきました。 「Melting Pot」とは金属を溶かす坩堝(るつぼ)のこと。金属工芸コースの在校生と制作を続ける卒業生が一堂に集まり、時間を超えて一つに混じり合った展覧会をご覧ください。 |
今回も金属に関わらず多ジャンルの作品が集合しました。これがこの展覧会の特徴です。
道側のウインドウからの会場風景
今年は小ぶりの作品が多かったのが特徴でした。
長谷川作品「蓮のイメージ」熱によってつくられた自然の曲面です。
搬出の一コマ、今年もコロナに負けずたくさんの卒業生と在校生が参加してくれました!
中央が「いろはに」のオーナーの北野さんです。彼女の全面的な協力でこの展覧会が続いています。
● 長谷川 政弘・山本 佳子 二人展
水景 -waterscape-
会期:2021年6月19日(土)〜6月27日(日) 入場無料 13:00〜19:00(最終入場は17:00まで)
会期中無休
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金属とガラス、強いと弱い、剛と柔、おおらかと繊細、対比してみたくて。祇をん小西水無月の夏座敷で繰り広がれるー水景ーは涼を呼びます。展覧会を延期した昨年、1年後の今も跳梁を極めています。命を大切に行きていくためには心の栄養を蓄え前向きに毎日を過ごしたいものです。 小西いく子 祇をん小西さんでの竿後の個展が2007年の夏座敷にて。それから14年の歳月が流れ、今回は山本佳子さんと二人で夏座敷に挑みます。山本さんのガラスと私の金属で水辺をイメージさせる景色を創造します。6月は梅雨の真っ只中、ホッと一息、涼をを感じられる空間になればと思っております。 長谷川 政弘 今回の長谷川政弘さんとの二人展では、それぞれがアイデアや意見を出し合いながら一つの作品や空間を創って行きました。金属とガラスのインスタレーションで、繋がり循環する風景を表現できたらと思っています。蕾から広がる水景へ、そして散華と。 山本 佳子 |
以下展示風景です。
最初の部屋、夏座敷の会場、山本さんのガラスの蕾と共に。
横たわる蓮の蕾が4本
山本さんの植物のイメージのオブジェ、ほのかな光源で光っています。みずみずしさに満ちています。
奥行きのある日本家屋、6畳、8畳、坪庭を超えてさらに4畳半。奥行きを生かしたゆったりとした展示です。
左は長谷川の鉄の蓮、右の床の間、棚には山本さんの蓮や船のイメージのガラスオブジェです。
これらの蓮は畳に固定することなく自力で立っています。
坪庭越しの奥座敷には銀色の大蓮作品、上からは山本さんのガラスオブジェが降り注ぎます。
雨上がりは非常に緑も鮮やか、日の暮れかけた夕方が一番美しく思えました。
直径1.7mの大蓮、床や壁に揺らめく影も見所です。
入り口土間の作品。土間と壁に「蓮のイメージ」2点。この作品はこれからも研究の余地ある手法です。
金属を従えさせるのではなく、金属素材と一緒にかたちをつくって行こうというコンセプトです。
和服のお客様。祇園の町屋、夏座敷、蓮、ぴったりすぎる。
● よみがえる恭仁京
会期:2021年2月
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歴史をたどる木津川デジタルナイトウォークー現代アートと歴史的文化財の融合ー 出品アーティスト 加藤史江(立体) 堀内恵×竹中洋平(パフォーマンス) シャオ・リー(立体) 伊吹拓(絵画) 成田直子(写真) 奥中章人(立体) 長谷川政弘(立体) |
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風による揺らぎと金属のきらめき、触れ合う音感じてもらう作品です。
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