Information 長谷川政弘の2023年の活動情報をお知らせしていきます。
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● 第26回 高山 竹あかり
会期:2023年10月7日(土)・8日(日) (2日間天候により中止またはプログラムを変更する場合があります)
入場無料
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高山竹あかりの竹の造形物のデザインを担当して7年目になります。 奈良県生駒市高山地区は竹製品の製造の盛んな地域です。特に500年の歴史を持つと言われている茶筅は、国内の9割以上が高山地区で生産されています。 今回で27回目の開催となる高山竹あかり、私が描いたデザイン画をもとに茶筅組合、編み針組合の職人の方々が制作を担当するコラボレーション作品群です。大型の竹造形が竹林園全体にちりばめられ園内全体がインスタレーション作品のように変化します。ロウソクのあかりを主として松明やスポットライトなど様々なあかりで演出された竹の作品群をコンサートと共にお楽しみください。 ソクのあかりを主として松明やスポットライトなど様々なあかりで演出された竹の作品群をお楽しみください。 |
鷹山大橋
入り口階段
東屋前、今年はこの場所をゲストとして嵯峨美術短期大学の学生さん一人が約半年かけて制作、展示してくれました。
円楽寺跡
円楽寺跡を上から
芝の広場
芝の広場
芝の広場
多目的広場
多目的広場
資料館前階段
● 鞆の浦 de アート2023 vol.11
会期:2023年9月24日(日)〜10月15日(日) (最終日は午後3時まで)
入場無料
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広島県福山市鞆地区を舞台に、様々なジャンルの作家によるアート展に参加します。鞆の浦はかつて潮待ちの港として栄現在も歴史的建造物が現存し、有りし日々の面影を随所に残した地域です。私が出品する太田家住宅は1991年に国の重要文化財に指定された建造物です。 古い町並みを散策しながら、アート作品をお楽しみください。 |
太田家住宅 南保命酒蔵 入り口から
酒つくりの道具と共に展示
この空間は自然光が美しい
アリ作品を蓮と共に展示したのは初めて
住宅内の縁側にLotusを小さく展示
鞆地区の景色
● Cntemporary Art Fsir ART OSAKA 2023
Galleries Secotion 会場:大阪中央公会堂3階 大阪市北区中之島1-1-27 Tel 080-1455-5906
会期:2022年7月29日(土) 11:00〜19:00 30日(日) 11:00〜17:00
Expanded Secotion 会場: クリエイティヴセンター大阪 (名村造船所大阪工場跡地) 大阪市住之江区北加賀屋4-1-55
会期:2023年7月26日(水)27日(木) 13:00〜19:00 28日(金)〜30(日)11:00〜19:00 31日(月)11:00〜17:00
入場料: 2会場チケット3000円 Expandedチケット1500円 (Expanded のチケット当日窓口払い)
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ART OSAKA 2023に「Note Gallery」よりExpanded Sectionの方で出品します。今回も大型作品やインスタレーション作品にも対応できる広い会場のクリエイティヴセンター(名村造船所大阪工場跡地)での展示です。その他の会場は、この北加賀屋エリアのKagoo(カグー)と中之島公会堂との3会場で開催されます。 今回も金属立体作家の釜本幸治さんと同じ空間で、新作のインスタレーション作品を展開します。 3会場とも会期や開場時間が異なっていますのでご注意下さい。詳しくはART OSAKAのHPをご覧下さい。 |
直径2.4メートル2枚 1.8メートル2枚 花2茎 蕾1茎 の構成です。
睡蓮の花をモチーフにしています。
水滴の中に釜本作品が映り込んでいます。
● Melting Pot 2023
会期:2023年7月21日(金)〜8月6日(日) 11:00〜18:00 (木曜日休廊/最終日17時まで)
オープニングパーティー7月22日(土)16:00〜
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大阪芸術大学工芸学科金属工芸コースの在校生、卒業生48名による作品展です。2020年から2年間お休みして今回で5回目になります。私の呼びかけて金属工芸コースと大学院生で事務局を立ち上げました。卒業生には金属作家に限らず絵画、彫刻、陶芸、木工、フエルト、刺繍など様々なメディアの作家がおり様々なジャンルの作品が集まります。 「Melting Pot」とは金属を溶かす坩堝(るつぼ)のこと。金属工芸コースの在校生と制作を続ける卒業生が一堂に集まり、時間を超えて一つに混じり合った展覧会をご覧ください。 今回はパーティーも開催して盛り上がりました。 |
手前のテーブルはお求め安い値段のオブジェやアクセサリー、ジュエリーを配置しました。
今年も多彩な作品が集まりました。
奥の展示室、私は先日の個展に出品していた林檎の出品です。
今年は盛大にパーティーを行いました。想像以上の出席者です。
途中で自己紹介を挟みより親交を深めることができました。
長谷川 政弘 展 「memory 」
会場:Note Gallery 大阪府枚方市堤町18-15 Tel 072-396-0708
会期:2023年5月11日(木)5月28日(日) 12:00〜17:00 (最終日28日は16:00まで 火曜水曜は休廊)
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「memory」 昨年1月に丸亀にある私の生家を老朽化により取り壊した。昭和一桁に建てられた木造建築である。こんぴら街道に面した場所柄か表通り側には銅の雨樋が使われていた。100年近くの時を経て生まれた緑青は部分によって様々な発色をしており大変美しい表情を持っていた。生家を記憶に留めるために家屋の一部のであった雨樋(あまとい)を再生して作品として姿を変えてみた。作品の本体部分100%は、この雨樋のからできている。生家への想い、記憶、雨樋をつくった職人の息使いを感じながらの作業はとても楽しい時間だった。 「memory −護り木−」 素材を前に、さあ何をつくろうと考えた。魅力的な造形の「はい樋」と呼ばれる部分は、崩さずそのまま使おうと思った時、生家の庭にあった樫の大木が頭に浮かびこれを幹とした。それに丸い「縦樋」を枝にし、枝の部分は「樋受け」のパーツをそのまま流用した。葉は「軒樋」を平たく伸ばしてから切り抜き、小枝はその端材となる縁の部分を束めた。そして茎は縁の中の芯材として隠れていた丸棒を引っ張り出して使用した。樋の中に全ての材料が備わっていた事には驚いた。長谷川家のシンボル的存在の樫の木に畏敬の念を込めて制作した。 「memory −二つの林檎−」 林檎をモチーフにした作品は機会があればもう一度つくってみたいと常々思っていた。 約20年前に制作した鋳造作品を基型にしてパッチワークで同じかたちの林檎をつくってみた。かたち、素材は同じだが、20年後の制作方法は全く異なる技法で試みた。二つの重さがあまりにも違うので測ってみたら鋳造製は17.5kg、銅板製は1.75 kg。なんと一桁違いの同じ数字だった。20年の時を越えた縁を感じて嬉しかった。 「林檎」 樋素材はまだ残っている。次は実物大の林檎をつくってみたいと思った。これには特に理由はない。美しい銅素材を生かすには直感的に林檎が良いと思ったのだ。 これは綺麗な包装紙などを捨てられずにとっておいて、折り紙にしたり箱に貼ったりして楽しむ感覚に近い気がする。赤い林檎だけは新しい銅板を使った。 薄い銅素材の浮遊感を出したかったので林檎を台座のピンの軸でほんの少し浮かせてある。 「銅のかけら」 これらの作品をつくるとたくさんの端材が出てくる。小さな端材がどうしても捨てられない。金属はどんな形であれそれだけで価値を持っている。そしてこれら端材は100年の歳月をかけた表情もある。廃棄せずもう一度、小さな彫刻に姿を変えてもらった。 2023年5月 ⻑谷川 政弘 Note Gallery は東海道の枚方の宿の道沿いにギャラリーはあります。周りは歴史的な建造物も多くそれを利用したおしゃれなショップやカフェなどが点在して古さを残した素敵な町です。 |
「memory −護り木−」 と「memory −二つの林檎−」
新作の「林檎」
新作の「銅のかけら」
私の「家のかけら」を多くの人に持ってもらいたくて安価にしたこともあって、たくさんの方々にお持ち帰りただきました。
唯一新しい材料でつくった林檎、note galleryのお庭をバックに、ここでお別れです。
今回は実家の雨樋が林檎に姿を変えました!右の石膏が2種類の林檎の原型です。
製作中の林檎の奥にある端材が「銅のかけら」という小さな彫刻に姿を変えました。
かけらがそれぞれ個性ある小さな彫刻に。制作中にできた端材の形を極力生かすことを心がけました。
これがそれぞれ巨大な彫刻になって自分がその中に入ったことを想像して楽しい形になるように。
緑青の色は100年ものです!
● 工芸のちから2023 −教員・スタッフ展−
会期:2023年5月15日(月)〜5月26日(金)11:00〜17:00 (最終日は15:00まで)
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大阪芸術大学芸術情報センターで開催する工芸学科の教員とスタッフの展覧会です。数年前から工芸学科では「工芸のちから」というタイトルであべのハルカス近鉄本店などでも金属工芸、陶芸、テキスタイル染色、ガラス工芸の4コースの卒業生などを中心に精力的に大芸の工芸学科のちからを発信しています。 近鉄南大阪線線の喜志駅からスクールバスが出ております。詳しくは大阪芸術大学のHPのアクセスをご覧ください。 |
「Lotus」
入り口付近に4コースの教員の作品が並びます。手前からテキスタイル染織小野山和代、金属工芸長谷川政弘、陶芸田嶋悦子、ガラス工芸山野宏
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