Information 長谷川政弘の2024年の活動情報をお知らせしていきます。

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 ミントミュージアム M-INT 18th ANNIVERSARY 

Metal Sculpture Warld  銀蓮の庭 −長谷川 政弘


会場:ミント神戸2階特設会場 神戸市中央区雲井通7丁目−1 Tel 078-265-3700

会期:2024年10月9日(水)〜31日(木) 11:00〜20:00

 入場無料 

JR三宮駅の海側に隣接する商業ビル、ミント神戸にて「銀蓮の庭」を開催します。今回の展示は私の今まで制作してきた蓮の中で銀色の蓮作品のみを集めた展示になります。

「銀蓮の庭」コンセプト

何枚もの銀色の大蓮を配置し、自然とは違った異世界の蓮池を創造します。 二つのエスカレーターに挟まれた展示空間は、床に白と黒のタイルが斜めに貼られ、その他の配色もモノトーンで統一されてシックでスタイリッシュな空間が完成されています。この空間をあえて蓮池と見立てて展示内を遊歩できる「銀蓮の庭」をつくり出します。 施設内の金属のシルバーの輝き、ショーウインドウのガラス透明感、どちらも私の作品と同じ素材が使われています。機能的につくられた形や質感と私の意図を持ってつくった形や質感がぶつかり合うことなく共鳴し、今までに見たこともない異世界をお客様に感じてもらえることを目的とします。

 

本格的な商業空間での展示は初めてとなります。エスカレーターやショーウインドーの質感とシンクロしてスタイリッシュな空間が生まれました。

初めて会場をみた時に懸念していた特徴的な床のタイルも結果的には空間の広がりを感じさせ逆に良い効果が生まれました。

これまでに制作したの銀蓮をセレクトして展示しました。

手前の蓮は直径2.4メートルです。奥の蓮は直径1.7メートル。ダイナミックな作品群です。

ライティングによって蓮のスリットから生まれる美しい影。

旧作と新しい作品ともうまくマッチしています。

このタイプの蓮は4等分に分割して制作しております。今回初めて、半分や4分の3に組んだハスの展示もできました。

吹き抜けの2階や3階からも鑑賞することができます。インスタレーション全体を俯瞰的に眺めることができました。

会期中は、通行するお客との接触を防止するために、残念ながらたくさんのパーテーションで保護した展示になってしまいました。

こういった配慮が必要になって来ることが商業空間の展示の難しいところです。これらの画像は外した状態で撮影したものです。

 

 


 

 第28回 高山 竹あかり


会場:高山竹林園 奈良県生駒市高山町3440番地 Tel 0743-79-3344

会期:2024年10月12日(土)・13日(日) (2日間天候により中止またはプログラムを変更する場合があります)

 入場無料 

高山 竹あかり 公式サイトへ

生駒市高山竹林園

 

高山竹あかりの竹の造形物のデザインを担当して8年目になります。 奈良県生駒市高山地区は竹製品の製造の盛んな地域です。特に500年の歴史を持つと言われている茶筅は、国内の9割以上が高山地区で生産されています。 今回で28回目の開催となる高山竹あかり、私が描いたデザイン画をもとに茶筅組合、編み針組合の職人の方々が制作を担当するコラボレーション作品群です。大型の竹造形が竹林園全体にちりばめられ園内全体がインスタレーション作品のように変化します。ロウソクのあかりを主として松明やスポットライトなど様々なあかりで演出された竹の作品群をコンサートと共にお楽しみください。 ソクのあかりを主として松明やスポットライトなど様々なあかりで演出された竹の作品群をお楽しみください。

 

だんだんと陽が暮れてきました。

かがり火の炎と共にボランティアさん達によってローソクの点火が始まります。

さて、暗くなるとどんな作品に見えるのでしょうか?

点火時間に合わせて大勢のお客様でいっぱいになります。これから演奏会も始まります。

この時間帯もなかな美しいものです。

お客様を迎える鷹山橋

入り口階段です。

作品が現れました!

オブジェの形と共にローソクの配置も重要です。

今回メイン広場はシンプルに同じ形態のオブジェで統一しました。初めての試みでした。

 


 

 工芸のちから2024 −教員・スタッフ展−


会場 大阪芸術大学 情報センター 展示ホール  大阪府南河内郡河南町東山469 Tel 0721-93-3781(代表)

会期:2024年5月1日(月)〜5月24日(金)11:00〜17:00 (最終日は15:00まで)

 

大阪芸術大学

 

「工芸のちから」展は、工芸学科創設50周年の前年2019年にあべのハルカス近鉄百貨店本店で開催して以来、大阪芸術大学を母体として生み出された工芸作品の持つ力を大学内外のみなさまに知っていただきたく継続的に開催しております。 あべのハルカス会場では卒業生の販売中心の作品展示、本学芸術情報センターでは工芸学科教員とスタッフの作品展示を行います。今回から芸術情報センターでは工芸学科4コースから推薦された現在活躍中の卒業生の作品も展示いたします。それに加え、芸術情報センターホールではこれから工芸家を目指す4回生の進級作品展示「工芸の卵」展も同時開催しますので併せてごご高覧ください。

 

会場入り口付近

長谷川作品「Lotus Garden」屋外彫刻のマケットです。

人体のスケールに合わせたサイズを想定しています。

手前より陶芸。奥、テキスタイル・染織。その右は金工。右端はガラスの4コースの招待作家さん達の展示エリア。

 


 

 2月 東京都台東区北上野 新築マンションエントランスロビーに作品「Lotus Garden」を設置

 

東京都台東区北上野の新築マンションに作品を設置しました。マンションのコンセプトは「上野の森に棲む−自然と共生の街−」。近くにある上野公園不忍池の蓮にちなんでの設置です。マンション内に入ったエントランス空間の奥にある幅2メートル高さ60センチのにつくった窓越しに作品が見えるようになっている面白い空間です。

作品タイトル「Lotus Garden」 素材 銅・ガラス ベース ステンレススチール・サイズ W180×D30×H45cm 

 

マンションエントランスのエレベーター奥の雪見窓越し(屋外)に作品を設置しました。

日中は自然光の環境、夜はライトアップされます。

窓サイズにぴったり収まっています。

いつもの銅の「Lotus」よりもサイズは大きめです。

私の作品の他上野の森をテーマにした木彫が1点設置されていました。

 


 

 3月大阪御堂筋グランタワ-20階 Phoenix様 エントランスロビーに作品「Flying and Landing」を設置

2022年のART OSAKA expanded secotion名村造船所会場の展示(Note ギャラリー)のとき、企業様からモニュメントのお話をいただきました。リクエストはその時の展示作品の銀蓮のような表現で会社の象徴となる「鷲」つくって欲しいというご要望でした。今までの仕事と少し離れた領域なので少し悩みましたが制作に挑戦する事に決め、苦労の末、作品を完成せることができ、無事設置することができました。

昨年会社の移転の伴い20階フロアーを全面改装するに伴っての注文です。図面をいただき作品サイズを決定し内装に使われている素材に合わせて石の台座も設計さていただきました。羽は一枚、一枚切り出してグラインダーでテクスチャーをつけ局面に曲げて羽の生え方の規則に合わせて溶接して行きました。このタイプの作品は私には前例がないので全ての工程や作業が試行錯誤の連続でした。いろんな仕事を挟みながらの制作でしたが完成までに4ヶ月半を要しました。

作品タイトル「Flying and Landing」 素材 ステンレススチール・心中・石 サイズ W80×D47×H45(cm 丸台座含む) 制作方法 ステンレス板t0.5〜1.0からの切り出し後、ディスクグラインダーによるテクスチャー、鍛造、溶接。口ばしと足は溶接盛り付け、削り出し。石台座も設計する。 

 

鷲が岩に着地した瞬間をイメージしています。飛行機の操縦は離陸よりも着地が難しいとう話を知って着地の成功を願う想いからです。

ロビー空間にうまく調和していると思います。作品本体は斜めに設置して全体がよく見えるようにしました。

エレベーター出るとフロアー全体がエントランスロビーになっている空間です。エレベーターから見ると作品は正面を向いています。

ワンポイントに真鍮製の眼を入れています。

それぞれの部位の表現方法を決める為に全て厚紙を切ってシュミレーションし検討の末ステンレスに置き換えて行きました。

 


 

 

 

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